長谷川さんは早稲田大の政治経済学部の教授で、駒場には非常勤として来ています。 適応行動論を講義している人が政経の教授というのはなかなか面白いです。旦那さんが 駒場の長谷川 壽一さんだということはけっこう有名です。区別するためか、こちらの 長谷川 眞理子さんは生徒の間では「はせまり」という名で親しまれています。 なかなかの人気で、1323教室が毎回８〜９割埋まります。

　講義はこのご夫妻が書かれた教科書に沿って進みます。プレゼンテーション用の PC（Mac）を持参し、そのスライドを見ながら講義を聞きます。講義内容は人間を 含めた動物の進化、その判断行動などについてです。興味を持って聞けば面白く （なんでもそうかもしれませんが）、興味がなければ眠いだけという感じです。

　単位だけ欲しい人は教科書を読んでおけば授業に出なくてもおおかた大丈夫です。 いい成績をとりたければ、授業で話す教科書にないことがらもチェックしておくと いいでしょう。毎年授業にでていないとわからない問題を試験に出しているそうです。 あと、今年は抜き打ち的出席をとりました。まあ話は面白いので授業は出てみては いかがでしょうか。あと、同じ講義が冬学期にも長谷川さんが開くので、どちらで とるかはよく考えてから決めましょう。