数学IA演習

清野 和彦


概説

 清野さんは東大の助手です。数学IやIIの担当が非常勤の客員教授の場合、演習は 助手が担当するらしいです。ちなみに数学IAの戸瀬さんは慶応大からの客員教授 です。

 清野さんは、数理科学研究棟で同室の牛腸 徹さん(この方も助手)が演習の解説を 膨大な量で書いているのに刺激され、清野さんも演習の解説プリントは分厚いもの になっています。牛腸さんもこのスタイルに踏み切るまでにはいろいろ悩んだみたい です。いくら丁寧でも、あまりに長いものだと生徒が読んでくれないのではない だろうか、という不安があったみたいですが、ある人に「今の生徒は長い文章を読む のにはわりと大丈夫だが、行間を読むのが苦手なのだ」という指摘を受けてからは、 「じゃあ思いっきり親切に書こう」と踏み切ったそうです。それに清野さんも賛同 して、「長くても結局は早く読めるように丁寧に書こう」をモットーに解説を 書いています。

 授業は問題を生徒に解かせて、その解説をする、という普通のものですが、はっきり 言って演習をするには授業時間が足りなすぎです。その点で解説プリントはその補足 などもしてくれるので非常に助かりました。ただ、なにぶんプリントの枚数が枚数 なので、情報棟で全て印刷しようと思っても枚数制限にひっかかって無理です。 授業で配られるものをもらうか、清野さんの部屋に直接行ってもらうかしたほうが いいでしょう。

受講ポイント

 解説プリントが丁寧なので、授業には出ても出なくてもいい、という感じです。 出席はとりませんでした。非常に親切な先生なので、数学で(数学IIでも)困ったら 質問しにいけます。解説プリントも利用率が悪いと作るのをやめてしまうかもしれない ので、せっかくですから活用しましょう。

参考:逆評定
2000年度版2001年度版2002年度版
大仏大仏