化学平衡と反応

赤沼 宏史


概説

 赤沼さんは東大の生命環境科学系の教授です。化学平衡と反応は月曜2限 にも瀬川さんが開講しています。私はどちらかといえばそちらをとりたかった のですが、月曜2限にはどうしてもとりたい講義があったので、こちらを とりました。

 内容は、熱力学の復習にはじまり、講義名の、化学反応と平衡機構から、 電気化学などさまざまなことを習います。熱力学は気体と気体の相互平衡が 主でしたが、ここでは液体や固体のことが入ってきます。ここで習う内容は、 しばしば基礎実験の化学系実験に出てきます。

 赤沼さんの説明は、今どういうことをやろうとしているか、とか、目的説明 などが丁寧で、最初は好感が持てたのですが、だんだんぼろが出てきました。 説明は口だけで(というとなんか違う意味にもとれますが、それでもあながち 間違いではない)、黒板にまとめません。黒板に書いたとしても数式くらいで、 結局なにをやったかわからなくなってしまいます。また、配られたプリントを 読んでも内容が頭に入ってこない。

 笑えるのが、赤沼さんが「〜だから、…となるわけでしょ。」のように ちょっと確認をうながす用法を用いるとき、必ずある生徒に目を向けるように なり、その生徒は毎回言われるたびにうなずいていました。絶対お前わかって ないくせに…。

受講ポイント

 授業中ちょこちょこと前ばらしをするので、それを聞き逃さなければ、 あとは聞かなくてもいいでしょう(←ヒドイ)。独学独学。ちなみに、下の 化学講義資料集は星一個になってますが、他の化学の講義でも使えるので、 僕はおすすめしますよ。

買った教科書・参考書役に立ったか
生命科学のための物理化学(バーロー)
演習 物理化学(渡辺)☆☆☆
化学講義資料集(東大)

参考:逆評定
2000年度版 2001年度版