概説

　中田さんは東京農工大学の教授で、東大には非常勤として来ています。 教科書はご自分で書いたものですが、非常にわかりやすいものでした。 また、この学期中に「なっとくする量子化学」も出しましたが、こちらは 見ていないのでなんとも言えません。

　講義は基本的に教科書に沿って進められ、シュレーディンガーの波動方程式 の応用のところだけ教科書にない部分でした。教科書と同様、講義も非常に わかりやすく、また夏学期に北森さんの講義も受けていたのもあって、 理解に苦しむことはほとんどありませんでした。私は構造化学が中田さん 以外の人にあたった人がかわいそうに思うくらいです。

　講義に対する姿勢も違いますね。まず、授業の５〜１０分前にはきちんと 教室に入っていることからして違います。講義の進め方も、生徒の理解の スピードを心得ているかのようです。また、生徒からの質問に答えるのも 好きなようで、毎回「よし、今回も答えられた。」と喜んでます。

　練習問題などはほとんど出さず、教科書にもあまり問題は載っていないので 試験勉強に困るかもしれませんが、Webに載っている過去問さえやっておけば ほとんど大丈夫です。

受講ポイント

　月曜１限なので出るのは辛い人もいるかもしれませんが、非常にわかりやすい 授業なので、絶対に出たほうがいいと思います。試験に出すポイントなども ちょこちょこと授業の中で言うので、聞き逃さないように。評価は試験のみで つけるので、過去問を解くのを忘れないように。一回、去年の問題がそのまま 出た年もありました。今年も同じ問題がいくらかありました。