中国語二列

楊 凱栄


概説

 楊老師(老師は中国語で年配の先生につける敬称)は上海出身の方で、東大の 言語情報科学専攻の助教授です。早稲田大の文学部助教授の楊 達さんも同じ苗字 なので少し注意。この方も中国語を教えているので。楊さんは昔「揚さん」と 呼ばれたことがちょっとトラウマらしいので、名前を呼ぶときは気をつけて。 なんだよ、「あげ」さんって…。

 今学期のはじめ、「このクラスはきちんと勉強してくれるので、僕はこの クラス大好きです。理系はどちらかというと単位さえくればいいや、という 感じなので…」と言ってました。いやいや、僕たちも楊さんのこと好きです から。

 ちなみに今学期はつわものがいて、テストの時に「名前どういう字ですか」 と聞いて、「おまえ減点だ〜」と言われてました。減点はギャグだと 思いますが。しかもその後、「楊貴妃の楊と言う字だ」と教えてくれても、 その人楊貴妃がわからなくてヒントになってなかったりして。オイ。

 教科書は、先学期使ったものを続けて使います。本文(ある一つながりの 会話)と、そのポイントを一課とする形式のものです。ポイントはたくさん 例文があってつかみやすいのはよいのですが、単語もたくさん出てくるので 試験のとき非常に大変でした。 今年はまた教科書が変わってそのへんが良くなっているかもしれません。

 授業の進め方としては、本文、ポイントの例文は楊さんが解説し、ポイントの作文は 生徒に当てるという感じです。当てるといっても、前に書いてあるように例文から 類推してその場で答えられるので、予習をしていくほどではありませんでした。 今学期も先学期にまして授業中閑話が入り、中国の習慣などの話をしてくれて 面白かったです。それにしては先学期よりペースが速かった気がしますが…。

 成績は、まず出席をいつもとるので出席点はあるでしょう。今回は中間を やる時期を逸してしまい、試験は期末一本でした。範囲が広く、田原さん よりも難しいので、試験はそれなりに勉強していかないと結構つらいと思います。

受講ポイント

 ポイントの作文は、前に習ったことを使うこともあるので、これに答えられるくらい は復習しておくとよいと思います。試験は、ともかくあらゆる手段を使ってテキストを 覚えましょう。優先順位はもちろん本文>ポイントです。