振動・波動論

吉岡 大二郎


概説

 吉岡さんは東大の相関基礎科学系の教授で、2000年度は入試委員会委員長を 務めていました。とすると私が受けたときですね。容貌も話し方も仏を 感じさせる方です。

 講義はたまに補助プリントを配るくらいで、板書中心です。しかし講義は 総じて丁寧で、数式表現と定性的説明とのつながりを理解させようとする、 なかなか良い授業でした。あと、毎回紙を配り、講義の感想などを書かせて いるあたりも、よい講義をしようとする努力がみられます。

 また、生徒との関係の意識も違い、「君たちがお金を払って私を雇って いるわけですから、君たちのほうが立場が上のわけです。どんどん私を 利用してください。」と言っていました。まあこの考えがいいかどうかは 別として、一回教務課の方々に聞かせてやりたいですね。

受講ポイント

 毎回感想を集めていますが、これが出席点として加算されるかは わかりません。レポートが3回出ましたが、講義の理解を問うなかなか 良質のものだったと思います。「きちんとレポートを出してくれた 人には、それなりの点をつけます。テストにこなくてもつけちゃいます。」 と言っていたので、レポートを出せば良くらいくるかもしれません。 でも「優が欲しかったら試験でそれなりの点数をとってください」と いうことらしいです。ちなみに、レポートは去年の試験問題から出して きたっぽいです。そのかわり今年の試験は去年とは似ていませんでした。

買った教科書・参考書役に立ったか
振動・波動演習(神谷ほか)☆☆

参考:逆評定
2001年度版2002年度版
大仏