平成13年度教養学部「地域生態学」試験問題


  以下の6問の中から、1題を選び、解答せよ。解答は選択した問題の番号を記してから、記述すること。(裏面を使用するときは、「裏面に続く」と記すこと)


問題1. 砂漠化における「しきい値」の意義について、具体的事例をとりあげて、述べよ。


問題2. 地震災害(あるいは自然災害一般)に対して,自然科学が果たすべき役割は何か?


問題3. モンスーンアジアの地域生態系の特徴とそれが生じる原因を自然的要因と人文的要因にわけてグローバルな視点から論ぜよ。


問題4.人口が集中し海岸の人為的改変が進んだ閉鎖的な海域では、海岸・沿岸の環境にどのような問題がおこっているかを書きなさい。また、そうした問題がおこらないために、どのようなことに注意して開発を進めたらよいかについて議論しなさい。


問題5.GISおよび合衆国の国立公園に関する講義を聴いて各自が考えたことを記せ。


問題6.日本の平野、とくに沖積低地、の発達過程に関して、『地盤の沈降運動』、『河川による土砂供給』、および、『氷河性海水準変動(海面変化)』の3つの側から、簡潔に説明しなさい。